2002-03-19 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
今御指摘の、昭和四十六年に中央教育審議会の答申がありまして、いわゆる四六答申というものがあったわけでございますけれども、それの背景には、経済が安定成長をするように、同時に知識詰め込み型教育の弊害も現れてきており、受験競争の激化もある、また児童生徒の問題行動も出始めている、そんな中で安定成長下の教育の質的改善はどうあったらいいかということを念頭に置いての御審議が行われ、四六答申といういろんな角度から議論
今御指摘の、昭和四十六年に中央教育審議会の答申がありまして、いわゆる四六答申というものがあったわけでございますけれども、それの背景には、経済が安定成長をするように、同時に知識詰め込み型教育の弊害も現れてきており、受験競争の激化もある、また児童生徒の問題行動も出始めている、そんな中で安定成長下の教育の質的改善はどうあったらいいかということを念頭に置いての御審議が行われ、四六答申といういろんな角度から議論
二〇〇二年度からスタートする新学習指導要領は、学校週五日制の完全実施を前提に、これまでの知識詰め込み型教育からの脱却を目指しています。しかし、この新学習指導要領を定着させるためには幾多の課題があります。 これからの二十一世紀を担う子供に求められるべきものは、受験知識の多寡ではなく、豊かな創造性や独創性と、確固たる自律心や自主性であります。
これまでの知識詰め込み型教育からの脱却という点では全体的に評価できますが、新学習指導要領を定着させるためには、教員の資質の向上、少人数学級の実現、高校、大学の入試の改善が急務であります。また、多彩な才能を持つ教員の確保と育成には、教員採用試験の年齢制限撤廃、社会人採用枠の拡大、研修制度の充実等を図らなければなりません。